経営者(40代) 
*本文はインタビューの内容をもとに、読みやすく編集・構成しています。

Before

コーチングを受ける前は、社員との関係がうまくいっていないと感じながらも、どうすればいいのかわからない時期がありました。実際半年で3人辞めたり、辞める社員が会社や私に対する批判を就業時間中に他の社員に話すなど、雰囲気もよくありませんでした。雰囲気を引き締めようとしてより厳しく接することで、さらに緊張感のたかい職場になってしまい、今思うと、自分の至らなさですが、当時は焦りが強かったのだと思います。仕事もだんだんと義務的になってきて、以前は感じていたはずの楽しさが、いつの間にか無くなっていました。


その時たまたま友人の経営者からコーチングを紹介されて、正直コーチングがどんなものかあまり知らなかったですし、話をするだけで効果があるのかどうか半信半疑の気持ちもありましたが、他に方法もない中、一度受けてみることにしました。

After

コーチングを受け始めてから、自分は長年一緒に働いている社員のことだけでなく自分のこともあまりわかっていなかったことに気づかされました。社員が辞めていった時も、理由を聞くよりまず先に失望と怒りの方がきてしまい、引き止めるどころか何故辞めるのかについても詳しくは聞いていませんでした。その社員も、1日で辞めると決めたわけでは無く、その前に色々な積み重ねが合ったはずなのに、その兆候に気づけていなかったことを反省しました。

コーチングを受け始めて、2回目のセッションの時に「どこを向いて仕事をしているんですか?」と言われた時は言葉に詰まりました。社員が会社のために働いてくれることを当たり前と考えていたのではないだろうか。ありがとうとごめんの言葉を率直に伝えたことがどのくらいあったのか。

その後、在籍している社員一人一人と話をして、最初はしんどい作業でしたが、社員への接し方をかなり見直しました。自分が何にこだわりを持っていて、それが満たされない時はどう表現しているのかも振り返り、まず一番に改善すべき状況を特定して、その対処の仕方のシミュレーションも行いました。

その後、徐々に社員の態度や私への反応も変わり、社内の雰囲気が変わりはじめました。以前は、会社の目標を伝えてもどこか他人事として捉えていた社員が多かった中、会議中に質問や提案が出るなど前向きに取り組もうとしてくれている社員が増えたのは大きな変化でした。

社内でヒアリングを実施し、「仕事が楽しい」「前よりやりやすくなった」といった声が聞けるようになりました。自分のこともありますが、それが正直、一番うれしかったです。組織って、結局自分自身が映し出されているんだなと、今は思っています。自分が変わることで、組織も変わる。頭ではわかっていたつもりでしたが、それを実感できたのは大きかったですね。


変化

・在職者の満足度が向上
・離職者の減少
・組織との関係性が改善